今回は、キャラクターをマップ内で歩かせてみます。
以下が完成イメージです。 ややぎこちないですが、リアルタイムバトルをやるわけでもないので、よしとします。
通行状態とプレイヤーの位置を設定するために、マップデータにレイヤーを追加しています。
o
は通行可で何もしません。x
は通行不可なので、phsyicsBodyを設定したSKNodeを配置します。
p
がプレイヤーの場所でphysicsBodyを指定したNodeを配置します。-
は何もなしです。
以下がその部分のコード抜粋です。
なお、今回から、マップの処理をSJMapNodeという専用クラスに任せるように変更しています。 上のコードもSJMapNode内のものです。
プレイヤーは新たに追加したSJCharacterNodeを使っています。 アニメーションはチュートリアルのサンプルゲームとほぼ同じロジックなので、ここでは移動の処理を抜粋します。
といっても、特に特別なことはやっておらす、画面がタップされたら、x軸・y軸の順でその方向を向いて歩いていくだけです。移動はタイルサイズ(32px)の単位で行なうにしています。
アニメーションはもちろんSKActionを利用。
また、物理エンジンの衝突を利用することで、通行状態を考慮する必要がく、コードがシンプルになっています。1
これでキャラクターが歩けるようになりました。
ソースコードは、sj-prototype-apps/SJRolePlaying at master · tnantoka/sj-prototype-appsです。
まだまだ続きます。
physicsBodyを設定した物体同士はデフォルトで衝突するため、プレイヤーはx
のマスに移動できない。 ↩
自作RPGのリリースに向けて開発を進めていきたいと思います。 まずは店風の背景を表示してみます。
使う素材は、BrowserQuestのtilesheet.pngです。
この画像は、32x32のタイルが縦に20個、横に98個並んだものです。 扱いやすくするためにそれぞれ番号を振ります。
せっかくなのでこれもSprite Kitでやります。
透過されている部分がわかりやすいようにSceneに背景色をつけています。
そして、tilesheet.pngからSKSpriteNodeを作成し、anchorPointを左下に設定してSceneに追加します。 そのままだと大きくて見づらいので、xScale・yScaleで調整しています。
その後、32px毎にSKLabelNodeで番号を表示していきます。 これで以下のような画面になります。
それでは、この番号を使ってマップを作成します。
まずは、マップデータです。 今回はCSVファイルで表現します。
あとはこれを読み込んで表示するだけです。
やっていることは単純でCSVを空行区切りでレイヤーにわけて、
あとは順番に、番号に合うタイルをtextureWithRect:inTexture:
使って表示しているだけです。
なお、-1
は何も表示しないという意味にしています。
これで以下のように表示できます。
ゲームに使うには、各タイルの通行可否フラグなど保持したりしないといけないので、 TileクラスやMapクラスが必要になってくると思います。
今日のところは表示するところまで。
ソースコードは、sj-prototype-apps/SJRolePlaying at master · tnantoka/sj-prototype-appsにあります。
rectの計算で割り切れないことなどが原因で、ノイズが出てしまうのが気になるところ。
解消できたらまた書きます。
Xcode 5.0で遭遇した問題。
BrowserQuestのtilesheetを使って、マップを表示しようとしてたんですが、何度やってもうまくいかなくて困りました。
いろいろ試していて判明したのは、大きなサイズ(容量ではなくピクセル数)を指定したSKTextureが真っ黒になるということでした。
こんな感じで、4097ピクセル以上になると表示されなくなってしまうようです。 幅を変えても関係なさそうだったので、1辺の長さが問題になる模様。
SKTexture Class Referenceには特に何も書いていない気がしますし、エラーログなども出ていません。
サイズを小さくするしかない?
そもそも全ての環境で発生する問題なのかも不明ですが…。
ソースコードは、
sj-posts-apps/SJLargeTexture at master · tnantoka/sj-posts-apps
に置いてありますので、ご自由にどうぞ。
何かわかったらまた書きます。
Hirohito Katoさんから、コメント欄で原因を教えていただきました。
GPUの制限により4096x4096までのサイズしか扱えないためのようです。
参考
情報提供ありがとうございました!
Gumroadからダウンロードできます。
iBooksで読むとこのようになります。
アニメーションGIFもちゃんと動くので、インタラクティブな感じで楽しめるかもしれません。
0円以上に設定しているため、無料でもダウンロード可能ですのでお気軽にご利用ください。
今のところ、公式の情報はこれで全てだと思います。
プログラミングガイドの日本語訳が待ち遠しいですね。
iOS 7 Tech Talksの資料も公開されるといいんですが。